琵琶湖でイサザという魚の大量死が起こっているようです。
詳細は以下を参照ください。
琵琶湖底で2007年に特産魚のイサザ(ハゼ科、体長5〜8センチ)が大量死しているのが見つかり、愛媛大と滋賀県が共同研究したところ、イサザの死骸(しがい)や湖底の泥から高濃度の無機ヒ素が検出された。水中の酸素濃度の低下が原因とみられるが、大量死との因果関係はわかっていない。県によると、生きているイサザから人体に影響するほどの無機ヒ素が検出されたことはないという。
愛媛大の田辺信介教授(環境化学)によると、大量死したイサザのうち24匹を調べた結果、通常のイサザに比べて18.6倍の無機ヒ素と104倍のマンガンが検出された。泥の表面の無機ヒ素は最大690ppmで、田んぼでの国の環境基準の46倍にあたる。
ヒ素は土壌や水中ではマンガンなどに吸着していることが多い。水中の酸素濃度が下がると、湖底の泥に含まれるマンガンがイオン化して溶け出し、数メートル上層の水中の酸素と結びついて再び鉱物になると沈む。この現象によって湖底の表面にヒ素が濃縮されていると指摘する。
イサザは湖の底と上層部を回遊する魚で、空揚げやつくだ煮にして食される。近年はたびたび、湖底で多くのイサザが死んでいるのが確認されている。田辺教授は「今後、ヒ素やマンガンの濃縮が大量死に関係しているのかどうか調べたい」という。
(asahi.com 琵琶湖で大量死のイサザ、高濃度ヒ素検出 愛媛大など より)
イサザとはこんな魚。

問題はこの時期に起こっているということ。
不思議なくらい不規則な気象状況となっていますが、日中の最高気温も少しずつ上がり、また夜間も15℃弱までにしか下がらなくなってきました。
・・・となるとあまり意識していませんが、池などでも大きな変化が起こっています。水温が上昇することで水中で水温の差が生じます。
そうすると自然と対流が起こり、水が上下にゆっくりと動き始めるわけです。そうして、酸素が行き届かず、貧酸素状態となった池底の水もグッーと上がってきて・・・水中動物をびっくりさせるわけですね・・・。そらいきなり酸素の無い環境が襲ってくるわけですから・・・。
ただ、今回の問題はただの貧酸素状態による問題ではないようです。
我々人間にとっても毒とされる、ヒ素が検出されたためです。中毒死?マンガンとの関係も、マンガンの濃度をみる限り、皆無とは言えないでしょうね・・・。
しかし、なぜイサザだけ死んだのでしょう?ヒ素が問題であれば、もっと他の魚も死んでいてもおかしくないと思うのですが・・・。かといってよくある類の病気?
もう少し調査が必要でしょうね・・・。また、その対策も・・・ヒ素処理・・・凝集沈殿?どうやって?むむ・・・。